デス・ファントム/ワイズマン/ネメシス
∟プリンス・デマンド
∟蒼のサフィール
∟ヴェネティ、アクアティキ(完成品ドロイド)
∟紅のルベウス
∟あやかしの4姉妹:ペッツ、カラベラス、ベルチェ、コーアン
∟翠のエスメロード
∟キラル、アキラル(人工原石ブラザーズ)
(ブラック・レディ☾)
【目的】
30世紀の月の一族による長寿社会が気に入らない。「歴史の再生」をもくろむ。
邪黒水晶が最強であると確かめたいがため幻の銀水晶を破壊したい。
【本拠地】
太陽系第10惑星 ネメシス
(ワイズマンは自身の暗黒城を時空の果てに持っていた。)
ネメシスの反応炉からワープし円盤(ソーサー)に乗り現代にやってきている。
【特徴】
邪黒水晶、額に黒い逆三日月のマーク。
【デス・ファントム/ワイズマン/ネメシス】
21世紀よりも先の未来、地球で最も美しく平和なクリスタル・トーキョーに、人々が忘れかけていた犯罪や殺戮を復活させた指導者。邪視と妖獣の手を持つ異能者。
ネオ・クイーンセレニティにより地球から極刑の犯罪者として太陽系第10惑星ネメシスに流刑され、封鎖された。ファントムと惑星ネメシスは同化し、一体となった。ファントムの意思を持った惑星ネメシス=ワイズマン。
ブラック・ムーン一族をネメシスに導き操る。
【幹部】
4人の幹部がそれぞれ同じ気持ちで動いている訳ではない。
デマンドは破滅的で衝動的。それに納得していないのが弟のサフィール。
サフィールは反応炉を作りドロイド兵に命を吹き込む錬金術を持つ。1人だけ途中まで邪黒水晶のピアスをつけていない。
ルベウスは唯一ワイズマンから能力をもらっていない。
【敵の能力】(邪黒水晶は前提として)
ワイズマン・・・邪視、妖獣の手
プリンス・デマンド・・・邪視
蒼のサフィール・・・妖獣の手
翠のエスメロード・・・妖獣の手
紅のルベウス・・・炎
あやかしの4姉妹
長女 ペッツ・・・嵐
次女 カラベラス・・・霊、霊媒(ミディアム)
三女 ベルチェ
・・・水、振り子(ペンジュラム) プロのダウザー。チェスの世界ランキング3位。邪黒水晶のペンジュラムでダウジングをしている。
四女 コーアン
・・・火、同感(シンパシア) T.A女学院に潜入し超常現象同好会の黒月紅安と名乗る。
【雑感】
第1期よりも、敵組織内の人間関係が複雑になっている印象です。
プリンス・デマンドなんかはセーラームーンの敵で唯一セーラームーン(正確にはネオ・クイーン・セレニティ)に惚れてしまう敵です。
ネオ・クイーン・セレニティのホログラムを独りで見ふけり、その様子をエスメロードが盗み見るシーンがあったり、さらってきたセーラームーンにドレス着せちゃったりキスしちゃったり。
その兄の心を惑わす存在のセーラームーンに憎しみをぶつけるサフィール。
兄がワイズマンを信じきっている様子も気に入らないサフィール。兄が大切なんですね。
ちゃらくて軽い印象なのがルベウス。
第3、4、5期の敵が地球人じゃないのに対し、第2期の敵は同じ地球人なのです。ワイズマン以外。そのワイズマンも異能者ではあったが元人間。
30世紀の地球を攻撃する理由もややリアルな気がします。
平和を否定するのは置いといて、長寿社会への否定、月の一族の統治=異星人からの侵略とみなしている点は、この話が現実世界であったとしてもありえそうな反逆因子です。「過激な保守派」?
円盤(ソーサー)に乗ってワープしてやってくるので異星人ぽいですが。邪黒水晶がなければ普通の人間。あやかしの4姉妹もおそらく本当の姉妹。
また、邪黒水晶という石が彼らの武器のようなもので、彼らは幻の銀水晶が「欲しい」のではなく「打ち砕きたい」という点も他の敵とは異なります。